相続が発生して,相続税の支払いのために,税理士へ出向く人は資産家でなければ,それほどいない。庶民はできれば税金を払いたくない。
3000万+600×相続人の数が,基礎控除になるくらいは,不動産を持っている人は,知っていて,では,不動産の価格がいくらくだいだろうか,どう計算するのかが,わからない。
不動産には,固定資産評価額,公示価格,時価,路線価など,いろんな価格があるから,混乱する。登記は,固定資産評価額で計算するけど,税務は,路線価だ。毎年替わる。
今から,15年程前なら,税務署へ行って,調べてきたけれど,インターネットで国税庁から,調べることができる。固定資産評価額は3年に一度だ。路線価は,裁判所などへ査定書作成時の基礎になることもある。
それで,相続税が発生するのか,どうか,司法書士事務所へまず,訪ねる人が多い。

税理士でないから,細かく述べることはできない。最近,裁判外での和解業務もあって,経験からならすこし述べてもいいだろう。
相続手続きだけなら,簡単だ。それで終わり。問題は,相続人どおしで,まとまらない。
売って売却金の一部をもらおうとする場合だ。
売主は,相続人全員にするのか。



 
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