贈与について

贈与の登記は,贈与税が高額なため,通常は行わない。

しかし,夫婦間で婚姻期間20年,居住用不動産の贈与であれば,
配偶者控除をうけられるため,行う場合がある。

税理士の話では,配偶者控除は2000万円,基礎控除で110万なので,2110万円まで
の夫婦間であれば,贈与も可能である。

贈与物件が2110万円以内であれば問題ないが,
超える場合には,2110万円を超えない程度で,贈与する。

不動産の全体の価格を路線価で算出し,
2110万円がどんな割合になるか計算し
分数で表現して,持分を贈与します。

この算出には,税務署で調べるか,相談するかする。
税理士に調査依頼してもよい。
判っていても,念のため専門家に確認をとったほうがよい。

所有権移転登記に必要な書類
あげる方(現在の登記名義人)
登記済証
委任状(実印押印)
印鑑証明書(3ヵ月以内)
固定資産評価証明書(市役所税務課)
住所が変わっている人は住民票
登記原因証明
贈与契約書(登記に必要ないが,作成しておいたほうがよい)
もらう方
住民票
委任状
*登記簿の地目が農地(田・畑)であれば農転の許可書

登記料
固定資産評価証明書の評価額によって異なる。
額をみなければ,一概に,言えません。
額の2%を国に登録免許税として,納める。
司法書士報酬は約5万程度である。

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